ハウスクリーニングの相場と実態

ハウスクリーニングの相場と所要時間

SUUMOハウスサービスの調査によるとハウスクリーニングの相場と所要時間は下記の通りとなっています。

項目価格帯所要時間
エアコン約6000円~4.5万円(平均相場 1.4万円)約1~2時間
レンジフード・換気扇約3000円~2.2万円(平均相場 1.3万円)約2~3時間
浴室約7000円~4.5万円(平均相場 1.5万円)約1~3.5時間
キッチン・台所約1.2~3万円(平均相場 2.1万円)約2~5時間
トイレ約5000円~1.3万円(平均相場 9000円)約1~2時間

けっこう幅があるのが分かります。
価格に幅があると同時に所要時間にも大きな幅があるのが分かります。
また、各箇所の最低料金は、下請け又は3次受け業者の価格帯です。

つまり最低料金の業者は下請け・3次受けの価格で元請をしているということになります。

価格と作業時間は比例する?!

はっきり言って、基本的に作業時間と価格は比例します。
安い業者は、作業時間も短いのは、当然のことです。
(見えない所、面倒な所は、作業から除外したりします)
では、高いからと言って時間をかけて丁寧な作業をしてくれるとは、限りません。
大手フランチャイズチェーンの場合、研修を受けただけの素人同然の業者も少なくありません。

基本的には、作業時間と価格は比例しますが、
一番大事なことは、
作業時間と作業精度(品質)は、比例するといことです。

安かったけどどこをお掃除したの?

尼崎市Aさんのケース

2年半ほど前の春に初めて、Aさん宅の浴室清掃をしました。
そして、翌年の夏にエアコン洗浄を依頼されお伺いしました。
その時の話です。


春にお風呂の掃除をとある業者に依頼したそうです。
2人で来て、1時間程度であっという間に終わり、
見てみたら「私の掃除と変わんない? どこを掃除したの?」という状態だったということです。
業者曰く「元々、綺麗でしたからね・・・・」

話をしてくださったAさんは、
「その業者安かったから、仕方ないけどね・・・・。」

その年の秋にAさんから、再び当店にお風呂の清掃依頼がありました。
(当店の参考:税抜16,000円(実際は割引券使用で15%引きの税抜13,600円)、作業時間3時間20分)

大家さんBの場合

当店が開業以来お世話になっているマンションオーナーのBからのご依頼が1年近く途絶えたことがありました。
(空き部屋清掃のため、少ない時で年1回多い時で年3回程度のご利用です)
Bさんにご依頼を受けて訪問すると、前回だけ他の業者に清掃を依頼されたそうです。
[check]今ご利用されているリフォーム業者から清掃業者を紹介されたこと。
[check]料金が当店より、1万ほど安かったこと
[check]実際に使ってみると、9時頃来て、16時頃には帰って行ったそうです。
 (現場は、40㎡近くある1LDKのマンションで、当店では通常8:30~18時頃まで清掃しています)
[check]浴室のエプロンの外し方が分からない(知らない)業者であったこと。
[check]キッチンのシンクの磨きが不十分であったこと。
[check]ガスレンジのガラストップ板に付着していた「焦げ」を取れなかったこと。

などなど、当店とは使用している機材や材料、技術が全然違ったとおしゃっていただきました。

もちろんBさんには、現在も御ひいき頂いております。 

価格設定には根拠がある、理由があるから激安にできる!

バブル崩壊後、「激安」「価格破壊」の言葉がごく普通になってきました。
物品であれサービスであれ、どんなに激安にしても利益を出さなければならないのが、企業です。

激安には訳がある。

激安商品(サービス)の訳
・客寄せの減価割れでの特別価格
・廃棄品の横流し
・賞味期限の迫った商品
・倒産品
・傷などの訳あり商品
・全品買取での低価格仕入品
・特別仕様での低価格仕入品
・模造品
サービス部門では、
・徹底した短時間作業
・細かな所は手を抜く手法
・粗悪材料や低価格材料による作業

軽自動車の価格でベンツは買えません。
あるとしたら、よっぽど曰くつきの物です。

100円ショップの物には、なかなか良いものもありますが、その限界性は知って買うべきです。(100均の商品は個人的には、好きですが・・・。)

サービスにおいてもしかりです。
安いサービスで、多くのことは望めないことは知っておくべきです。

企業は、儲けなければ安くはできないのです。

業者比較サイトについて

ネットでの業者比較は、「価格.COM」で飛躍的に普及した形態です。
ハウスクリーニング関係でも多くの業者比較サイトがあります。
その中で、多くの業者は受注するために低価格の競争を余儀なくされています。

業者比較サイトに登録した業者は、タダでは受注できません。
[check]見積の度に料金の発生するサイト
[check]受注した時のみ料金の発生するサイト
などがあります。

概ね登録業者が負担する料金は、1件当たり2,000円前後が相場です。
受注金額に対する割合(15~20%)で、料金が発生する場合もあります。

業者が実際に手にできる報酬

ある業者比較サイトでのエアコンクリーニング料金は、5,000円ぐらいから始まります。
10,000円を超えると口コミはぐっと減ります。
このサイトの主催者は、業者集めに凄く熱心で、
「もっと安くしないと受注できませんよ」と提示金額の修正を要請します。

仮に5,000円で受注したとして、サイトへ2,000円も手数料が発生します。
このサイトのほとんどの業者が、駐車場代は業者負担としていますので、各案件ごとに駐車場代が発生します。
駐車場代を仮に800円として、手元に残るのは2,200円です。
ここから更にガソリン代、洗剤費、養生費や器具の減価償却費を差し引いたら、果たしていくら残るのでしょうか?
1000円台しか残らないでしょう!

移動時間を入れたら果たして何件のエアコンを洗浄できるのでしょうか?
当店の場合、1台当たり1.5~2時間かかり、移動を含めると最大で1日に3件、場合によっては2件しかエアコンクリーニングできません。

一般的に、アルバイト勤務しても1日に6,000円以上は稼げます。
ほとんどの場合、交通費も出ますし、リスクも少ないです。

でも、受託型のハウスクリーニングの場合、故障や破損対応などのリスクも発生します。

つまり、受託型のハウスクリーニングの場合、最低でも1日に20,000円~25,000円稼げないと事業として成り立たないのです。

エアコンクリーニングで1台当たり2,000円も稼げない状態でどのような作業が期待できるのでしょうか?

20,000円稼ぐには10台以上のエアコンを洗浄しなければなりません。
それは、実際的に無理ですね。
結局、儲けるのはサイト運営業者だけですね。

アメリカでのかってのゴールドラッシュで、儲けたのは金を採取する人ではなく、
「金を採掘する人を狙ったビジネス」を行った人です。
シャベルやバケツなどを扱った商人やアメリカの巨大銀行、ウェルズ=ファーゴの創始者は、金を換金したりする事業で巨大な富を得ました。

比較サイトの営業マンは業者にささやきます。
今は安い単価でも、優良な多くの口コミを獲得すれば、希望する価格帯で受注できるようになりますよ!
それまで、頑張ってください。

はてさて、本当にそうなのでしょうか?
僅かな報酬で走り回らねばならない業者は、息切れしてしまわないでしょうか?
息切れしてしまったとき、その被害を受けるのはハウスクリーニングを発注したお客様になってしまうような気がしています。

厳選優良業者紹介サイト

ネットでハウスクリーニング業者を検索していると、「厳選5社比較見積」などをうたうサイトに複数遭遇します。

調べもしないで登録を勧誘するサイト

ある日のことです。
「インターネットでもっと売り上げを確保しませんか? 当サイトに登録するとインターネットでもお客様をご紹介できます」
そんな電話がかかってきました。
私:「当店のサイトをご覧になったのですか?」
営業マン:「いえ、見ていません」
私:「電話番号の情報だけで、どうやって私どもの仕事を評価できるんですか?
   あなた方のようなサイトが、ハウスクリーニング業界の質と評判を下げるんですよ」

厳選とは名ばかりで、調査もしないで勧誘し、優良業者としてサイトで紹介する。
登録には、無料・有料があり、広告費を払うと上位順位で紹介されるようです。
もちろん、見積に参加したり、成約すると料金が発生します。
「厳選サイト」側は、儲けるためにひたすら勧誘の電話を業者にかけまくります。

結局、ハウスクリーニングの作業精度が確認されないまま、「優良業者」として紹介され、お客様にご迷惑をかけるケースも発生しているのが現実です。

本当の優良ハウスクリーニング業者の選び方

ハウスクリーニングは、決して安い業務費ではありません。
気持ちよくなりたいために、業者にお掃除を依頼するのです。
後で後悔しないために、しっかり業者選びはしたいものです。


当店が考える優良業者の選び方は、
[check]経営方針・代表者の想い
[check]自社従業員施工か外部業者委託か?
[check]作業実績や経歴
[check]各部位ごとの作業内容(どこまで綺麗にするかなど)
[check]清掃内容に対する知識
[check]標準的な作業時間(作業時間は作業内容に比例します)
[check]作業価格

これらのことを総合的に判断し、最終的にはメールでの問い合わせや電話での会話にて判断する必要があります。